病氣が治らない根本的な理由

2023.09.28

先日、
飼っていた猫ちゃんが突然亡くなった、
という方と話しました。
「こんなに泣いたことはない、
っていうくらい号泣した」
と言う彼女。
続けて
人と比べちゃいけないと思うけどね、
と前置きして、
「私にとっては、
子どもみたいに思っていたから、
子どもを亡くしたみたいに
本当につらくて。
こうやって話していても、
涙が出て来ちゃう」
と涙ぐむので、
思わずもらい泣きをしてしまいました。

そして、思い出したことがあります。
ずっとずっと昔のこと、
最愛の旦那さんを亡くして
とても落ち込んでいる、という方と
お食事をしていた時、
慰めの言葉も見つからず、思わず
「私も最近母を亡くしましたが、
本当に辛いですよね。。。
でもきっと時が解決してくれますよね」
と言ったのですが、
その言葉に、相手は一呼吸おいて、
それから控えめな感じで、
こうおっしゃいました。

「母親と旦那さんは違うから。
長年連れ添った旦那さんを亡くすのは
母親を亡くすのとは違うからねぇ。」

つまり、
旦那さんを亡くす方が辛いのよ。
一緒にしないでね。
というニュアンスを感じたので、
私はとっても悲しい氣持ちになってしまいました。
随分前のことですが、
そのことを今でも思い出すのは、
それだけショックだったのだと思います。

自分の一部のように
大切に思っていた人を亡くすのは、
どんな身内であれ、友人であれ、
そしてペットであれ、
半身をもがれたように辛いものですよね。
そして、その悲しみの度合いを
人と比べることは出来ません。

だから、冒頭にお話した
猫ちゃんを亡くした彼女も、
どんなに辛いかと思うと、
私も思い出すだけで涙が出そうです。

さて、これと同じように、
病氣でも同じことが言えると思います。

病氣でくるしんでいる人の中には、
(とてもお辛いのはわかりますが)
「自分が"一番”辛い」
「自分”だけ”が辛い」
と思ってしまう人もいるように思います。

世の中の人も皆、
何かしら辛い思いを経験しているでしょう。
「そんなことが辛いの?」
と思うことでも、
その人にとっては、
耐えられないくらい辛いことかもしれません。
人と辛さの度合いを比べられないのです。

さて、今までは余談でした。

最近、
「この人は、まさにこういう理由で
病氣が治らず、長引いているんだな」
と氣づいたことがあり、
それが、かなり明確になってきたので、
そのお話をしたいと思います。

「病氣を治したい」
あるいは、
「絶対に治す」
と言っている人でも、
根本的なある部分に向き合わないと、
病氣を治すことは出来ないのですよね。

なので、
病氣を治したいと思ったら、
まず、この
「病氣が治らない
根本的な理由」
を持っていないか?
ということを
チェックする必要があります。