今ここを「幸せな場所」にする

新年度が始まり、
初々しい新入生や新社会人を
街で見かけるようになりました。
明らかにランドセルが大きかったり、
制服に着られていたり、
まだ幼い顔のスーツ姿で、
信号に向かって一生懸命走っていたり笑
微笑ましい光景が広がっていますね。

私は私で、先日娘の学校の保護者会に行き、
改めて、学校の教育方針に感動して、
「この学校に通えて幸せだなぁ」
と思いながら帰ってきました。
娘が幼稚園生の時も、
園庭にいる子どもたちや先生方を眺めながら、
「この幼稚園に入って良かったなぁ、
幸せだなぁ」とつくづく思いながら、
ウルウルすることが多かったのですが、
そんな時にいつも思うのが、

「こんなことってあるんだなぁ」

ということでした。

というのも、自分自身の人生を振り返ると、
幼稚園を含めて、全ての教育機関において、
今まで私は、
「ここにいて幸せだなぁ」
と思ったことはなく、
幼稚園や、学校と言うものは、
イヤだけれど、仕方なく行くところ、
であったり、
妥協しながら、自分をだましだまし
「みんなも妥協して通っているものだから」
と言い聞かせながら通うところ、
だったからです。
とはいえ、学校生活を楽しんでいる時の方が
多かったようにも思いますが、
でも基本は
「仕方なく行かなくてはいけないところ」
でした。

現在の娘の幼稚園や小学校に対する、
親子での満足度と
昔の私の学校に対する不満度を
照らし合わせてみて、
はっきりとちゃんと言葉で説明できるほど、
【この違いはどこにあるのか】
というのがわかってきました。

幼稚園でも学校でも職場でも
あらゆる場所や人間関係でも、
「ああ、幸せだなぁ」
と実感することと、
「仕方ないからいる」
と思うこと、
この二つには明確な理由があって、
逆に言うと、
ちゃんとその明確な理由をはっきりさせれば、
自分のいる場所を
「幸せだなぁ」
と思える場所にすることが出来るのです。